当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
I.経営方針
当社グループは、「Evenな社会の実現 ~すべての人が平等に機会を得られる社会の実現~」をミッションに掲げ、ビジュアルコミュニケーション技術を基盤とした事業を展開しております。
本年度は、事業ポートフォリオの再編を進めるとともに、成長領域への投資を強化し、収益性の向上を目指してまいります。また、業績回復及び成長戦略を推進してまいります。
<各事業の成長戦略>
エンタープライズDX事業
・サービスの選択と集中が完了し、成長を見込むサービスへの注力
・生成AIを活用した新規サービスの拡充
・AI×ロボティクス事業の拡大
イベントDX事業
・コロナ後のポートフォリオ変化を元にしたオーガニックな成長
・データを徹底活用するイベントの効果分析等による差別化
サードプレイスDX事業
・テレキューブのラインナップ拡充と利用用途の拡大によるオーガニックな成長
Ⅱ.経営環境及び対処すべき課題
(1)当連結会計年度の実績数値と振り返り
2025年12月期の売上高は9,859百万円となり、計画値の10,000百万円を下回りました。これは、TEN Holdings, Inc.を中心としたイベントDX事業の回復の遅れが影響したためであります。
営業損益は1,683百万円の損失となり、計画値の営業損失700百万円を大きく下回りました。主な要因として、TEN Holdings, Inc.の業績低迷とNASDAQ上場時の費用負担の発生が挙げられます。
親会社株主に帰属する当期純損益は3,696百万円の損失となり、計画値の100百万円から大幅に乖離しました。これは、TEN Holdings, Inc.の事業環境の悪化並びに米国NASDAQの上場によって発生した費用の影響の他、国内のイベント事業のソフトウエア及び有形固定資産についての減損損失の計上並びに繰延税金資産の一部取崩しが発生したこと等によるものであります。
2026年12月期以降は、事業ポートフォリオの最適化やコスト管理の強化、特にTEN Holdings, Inc.のグループからの切り離しを進め、収益性の改善を目指します。
当連結会計年度の計画と実績の比較
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主要経営目標(連結ベース) |
2025年12月期 (計画) |
2025年12月期 (実績) |
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売上高 |
10,000百万円 |
9,859百万円 |
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営業損失(△) |
△700 |
△1,683 |
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
①財務体質の改善
・TEN Holdings, Inc.のグループからの切り離しの推進と同社への投資の回収の最大化
・有利子負債の削減と自己資本比率の改善
・ROI(投資収益率)の最大化を目的とした開発投資の適正化
②売上成長の促進
・コア事業の強化と新規事業の創出
・エンタープライズDX、イベントDX、サードプレイスDXの各分野での拡大
・MRRの成長、新規事業創出、社内外連携の強化
これらの課題に対し、全社一丸となって取り組むことで、社会課題の解決と企業価値の向上を同時に実現し、「Evenな社会」の実現に向けて前進してまいります。
Ⅲ.会社の対処すべき課題
(1)特別調査委員会の設置及び米国当局による調査の趣旨及び経緯
連結子会社TEN Holdings, Inc.(以下、「TEN」といいます。)は、2025年2月のNASDAQへの上場に際し、上場後の資本政策等に関する業務委託報酬(合計約5.4M USD、円換算額808,434千円)の支払を行いましたが、当時の当社の代表取締役であった間下直晃氏が、当社取締役会の承認を経ることなく、当該業務委託報酬の支払に関し当社がTENへの財務的支援を行う旨の書面を当社名義でTENに差し入れていた事実が判明いたしました。また、当該業務委託報酬の契約先と支払先の相違や当該取引に係る役務提供の実態が確認できない等の事実も判明いたしました。
当社は、これらの一連の事項に関し、当社及びTENから独立した外部の専門家で構成される特別調査委員会による客観的な調査を行う必要があると判断し、2026年4月24日に当該委員会を設置いたしました。
当社は、同特別調査委員会に対して、上記一連の事項に関する事実関係の調査、類似案件の有無に関する調査、並びに、かかる調査の結果、当社の過去の対応について問題が発見された場合には、当該問題に関する発生原因の分析及び再発防止策の提言を行うことを委嘱しております。
また、TENは、2025年10月27日付で米国連邦検事局(USAO)米国連邦検事局(USAO)より、同社の2025年2月の新規株式公開(IPO)に関する大陪審召喚状を受領しております。また、2026年3月10日には、米国証券取引委員会(SEC)よりIPO及びその他の事項に関する資料提出を求める召喚状を受領いたしました。
(2)今後の対応及び会計処理の方針
当社は、特別調査委員会による調査に対して全面的に協力するとともに、TENは米国当局による調査に対して全面的に協力してまいる方針です。現時点において、特別調査委員会による調査及び米国当局による調査は継続中です。調査等の結果、不適切な事象が判明し次第、原因の究明と分析、再発防止策の策定及び実施を迅速に行います。また、過年度及び当年度の連結財務諸表等に訂正すべき重要な虚偽表示が識別された場合には、有価証券報告書の訂正等を含め、適切な対応を行う方針であります。その際には、訂正の内容、影響額等を速やかに開示いたします。
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループは「Evenな社会の実現」をMissionに掲げ、豊かな社会づくりに向けて様々な事業活動に取り組んでいます。当社は社会を構成する一員として企業が果たす役割の重要度はますます高まっていると考える中で、特に「社会の持続的な成長」と「中長期的な企業価値の向上」の実現のため、環境(Environment)、社会(Society)、ガバナンス(Governance)への取り組みが経営の重要事項と認識しております。
当社の展開する事業は、映像技術を活用して物理的な距離の壁を取り払うことにより、移動による環境負荷の軽減のみならず、社会課題となる「東京一極集中」「雇用機会の不均等」「雇用継続の課題」「情報格差」「医療や教育などをはじめとした地域格差」などの是正につながる事業となっております。これらの技術・事業を通じて、新たな価値創造・社会課題の解決とともに、社会的課題に「誠実」かつ「真面目」に取り組み、ステークホルダーとの対話を通じて深化させていきます。
(1)ガバナンス
経営理念、Missionのもと、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するよう、取締役及び全従業員が法令を遵守し、健全な社会規範のもとにその職務を遂行するとともに、コーポレート・ガバナンスの充実に継続的に取り組んでおります。
サステナビリティに関する基本方針、リスク・機会認識に基づく対応方針・施策等については取締役会にて監督し、社内各部署で検討されている対応方針・施策の進捗状況等は定期的に取締役会に報告され、最終決定されます。
また、社外取締役の比率を3分の1以上とすることや取締役のダイバーシティ(創業メンバーの他、会社経営経験者、女性、専門家)を保つことで、企業倫理や経営の健全性向上、企業価値向上に資する方針決定が行える構成としております。
サステナビリティに対するガバナンスを含むコーポレート・ガバナンスの詳細は、「
(2)リスク管理
サステナビリティに関する事業への影響を把握・評価し、認識したリスクと機会について、必要に応じ取締役会に報告・協議してまいります。
なお、気候変動に係るリスクにおいて、気候パターンの変化や異常気象は我々の社会に大きな影響を及ぼすリスクがありますが、当社グループはリモート・オンラインを活用した映像コミュニケーションサービスを展開しており、気候変動に係るリスクによる影響は少ないと認識しております。
(3)気候変動に関する考え方及び取組
① 戦略
当社グループはWeb会議サービス、イベント配信サービス、テレワークを支援する個室ブース「テレキューブ」といった情報通信技術を活用した映像コミュニケーションサービスを提供しており、前述のとおり、現時点においては気候変動が顧客のサービスご利用シーンやご利用頻度等のニーズに直接的に影響を与えるリスクは少ないと考えております。
また、当社グループの事業展開自体が物理的な移動機会や物理的なモノの利用機会を減少させることにつながっており、気候変動への対応という観点では、当社グループの持続的な成長とともに社会全体の環境負荷低減を実現できる機会と捉えております。
② 指標及び目標
当社グループは気候変動対策として温室効果ガス排出量の測定・開示・削減に取り組んでおります。
当社グループの温室効果ガス排出量は以下のとおりです。Scope1(事業による直接排出)は0であります。Scope2(電力消費による間接排出)はオフィスにおいて使用する電力消費に伴うものであり、電力消費に占める非化石証書付電力が2025年12月期に100%となりました。当社グループは2025年までに事業活動に伴う電力の100%再生可能エネルギー化に取り組んでまいりましたが、これを達成いたしました。今後も、環境負荷抑制のため、再生可能エネルギーの比率が高い先端データセンター活用など、更なる電力消費の削減や再生エネルギーの活用及び目標設定等に向けて取り組みを進めてまいります。
当社における温室効果ガス排出量
(単位:t-CO2)
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2022年12月期 |
2023年12月期 |
2024年12月期 |
2025年12月期 |
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Scope1 |
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Scope2 |
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(注)集計対象は本社(東京)及び大阪営業所
(4)人的資本に関する考え方及び取組
当社は連結売上高の85.4%、連結従業員数の75.3%の割合を占めており、当社グループの中で主要な事業を展開しているため、株式会社ブイキューブ単体について記載しております。
①人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略
当社は人財方針「ピープル・サクセスポリシー」を基に、人財育成方針「新たな価値を共創しつづける人財の育成」を定め、社会に貢献できるビジネスを創出できる人財育成を目指して、挑戦を生む環境づくり・仕組づくりを行っております。
ⅰ)中核人材の登用等における多様性の確保についての考え方
当社の人財における基本方針として「ピープル・サクセスポリシー」を掲げ、当社ミッションである「Evenな社会の実現」を社内外問わず推進しております。そのため、中核人財の登用の前提として、性別、国籍、新卒既卒という区分は関係なくEvenな機会を提供しております。
ⅱ)多様性の確保に向けた人材育成方針と社内環境整備方針とその実施状況
当社は人財方針「ピープル・サクセスポリシー」を基に、社員の成長こそが会社の成長と考え「新たな価値を共創しつづける人財の育成」を人財育成方針と定め、評価報酬制度を含むブイキューブ独自の人財開発総合施策「The GOLD」を通じて、自らの成長を志し挑戦する社員に対しキャリア開発や成長・学習機会の提供といった総合的支援を行っています。さらに「ブイキューブ・マネジメントポリシー」を策定し、マネジメント人財の育成も含め、次世代を担う人財への投資も積極的に行っています。
具体的な人財育成施策として、階層別研修、全社員向けe-ラーニング、対話力向上のためのコーチング体験プログラム、スキルマップ構築、キャリア自律のための対話による支援「キャリアドック」などを行っております。
また、社会に貢献できるビジネスを創出できる人財育成を目指して、挑戦を生む環境づくり・仕組みづくりを推進しており、部署や役職を越えたチームによる新規事業立案コンテスト「Next ATARIMAE Challenge」を開催しております。誰もが当たり前に感じ利用できる仕組み、「次のあたりまえ」をつくることをテーマとしており、入賞者・グループには事業開発のサポートを各専門部署から提供し、事業化に向けて準備しております。前述の人財施策の定量評価としてエンゲージメントスコアを2018年より導入しており、職場環境や評価への納得感、挑戦する文化の定着等について効果測定と改善のサイクルを継続しております。
また、子どもを育みたいという選択肢への支援や、育児や介護といったライフステージの変化等、多様な状況下にある社員が働きやすい職場環境づくりを行うための施策を実施しております。
② 指標及び目標
<中核人材の多様性確保のための測定可能な目標とその状況>
(女性) 2022年4月1日より、2025年12月期までに女性管理職を10名(管理職のうち約30%)輩出する目標を掲げておりましたが、2025年12月末時点で女性従業員数107名(41.8%)、女性管理職は4名(管理職のうち13.8%)という結果となりました。管理職のうち女性の割合については、2026年12月期も引き続き約30%を目指してまいります。また、2018年から女性の育休取得率は100%であり、男性の育休取得率は50%の目標に対して2025年は62.5%となりました。今後も男性の育休取得率向上に向けて取り組んでまいります。
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2024年12月期 |
2025年12月期 |
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5名 |
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16.7% |
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約 |
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100% |
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57.1% |
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(外国人) 現時点で目標設定及び現況は開示しておりませんが、国籍、バックグラウンドを問わず採用・管理職の登用を行っております。
(中途) 管理職の登用において採用時期によって特段の差が生じているとは認識していないため、現時点では目標設定は行っておりません。なお、管理職のうち中途採用者は2025年12月末時点で23名(管理職のうち79.3%)です。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
1.継続企業の前提に関する重要事象等
(1)継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況
当社グループは、当連結会計年度において、米国連結子会社であるTEN Holdings, Inc.(以下、「TEN」といいます。)の著しい業績の低迷とソフトウエアの減損損失の計上に加え、国内のイベントDX事業における収益性低下に伴う固定資産の減損損失を計上したこと等により、営業損失1,683,043千円及び親会社株主に帰属する当期純損失3,696,528千円を計上いたしました。その結果、前連結会計年度から継続して一部の借入金に付された財務制限条項に抵触するとともに、当連結会計年度末において純資産が△1,107,682千円と債務超過の状態となっており、当社株式は証券取引所の上場廃止基準に抵触し、今後上場廃止となる見込みであります。
また、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(追加情報) (特別調査委員会による調査及び米国当局による調査等について)」に記載のとおり、当社は、判明した一連の事項に関して、当社及びTENから独立した外部の専門家で構成される特別調査委員会による客観的な調査を行う必要があると判断し、2026年4月24日に特別調査委員会を設置いたしました。また、TENにおいても米国当局より同社の2025年2月の新規株式公開(IPO)等に関する召喚状を受領しており、調査を受けております。
特別調査委員会による調査及び米国当局による調査は継続中であり、調査等の結果によっては、連結財務諸表に重要かつ広範な影響を及ぼす可能性がありますが、その影響を反映させる場合における勘定科目、金額及び注記が明らかでないため、連結財務諸表には反映しておりません。
これらの一連の事象は、当社グループの収益の大半を占める国内事業の顧客や取引先への信用力及び事業継続に重大な影響を及ぼすものと認識しております。したがって、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
(2)当該事象又は状況を解消し、又は改善するための対応策
当社は、当該状況を解消し、事業継続の安定化を図るため、以下の施策を最優先で実行してまいります。
・不採算事業の切り離しと収益構造の改革
当社グループの業績悪化の主因であるTENについて、株式売却及び貸付金の回収によるグループからの切り離しを断行し、当社の国内事業の業績への負の影響を遮断いたします。国内のイベントDX事業についても、減損を機とした更なる固定費削減と収益拡大施策の実行により、早期の収益改善を図ってまいります。
・スポンサー選定による資本増強と非公開化
新たなスポンサーを選定の上で、第三者割当増資等による資本増強及び有利子負債の圧縮を実施する方針です。あわせて、当社株式の非公開化を進めることで、上場廃止による影響を最小限に留め、抜本的な事業再建に注力できる体制を構築してまいります。
・金融機関との関係維持
財務制限条項に抵触している借入金について、全取引金融機関に対し、上述のTENの切り離し及び資本増強を通じた有利子負債の削減による財務状況の改善計画並びに今後の事業計画を説明し、期限の利益の喪失の猶予及び継続的な支援について協議を行ってまいります。
(3)重要な不確実性が認められる旨及びその理由
上記のとおり、当社はTENの切り離しやスポンサー選定による非公開化、及び金融機関との協議を進めておりますが、現時点においてこれら一連の手続は完了に至っておりません。また、特別調査委員会による調査及び米国当局による調査は継続中であり、当該事実及び調査等の結果がこれらの対応策の実現可能性に重要な影響を及ぼす可能性があります。
これらの施策が想定通りに進行しない場合には、事業継続に重大な影響を及ぼす可能性があり、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
(4)財務諸表への反映の有無
なお、当連結財務諸表は継続企業を前提として作成されており、上記のような継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連結財務諸表には反映しておりません。
2.当社の事業及び業界固有の重要なリスク
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項目名 |
影響度 |
評価 |
前年 比較 |
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2.当社の事業及び業界固有の重要なリスク |
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(1)AI技術の進展による事業への影響について |
中 |
重要 |
→ |
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(2)イベントDX事業の収益性低下に関するリスク |
大 |
重要 |
→ |
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(3)サードプレイスDX事業の市場環境の変化に関するリスク |
中 |
注視 |
→ |
|
(4)エンタープライズDX事業の不確実性に関するリスク |
中 |
注視 |
→ |
(注) 上記リスクはいずれも年間を通じて常時発生する可能性があると認識しております。
(1) AI技術の進展による事業への影響について
AI技術の急速な進展により、当社グループが提供するコミュニケーションツールやソリューションが、AIエージェント等の新技術により代替される可能性があります。このような競合環境の変化は、当社グループの競争力に影響を与え、事業戦略の見直しや既存サービスの陳腐化リスクを引き起こすおそれがあります。当社グループでは、AI関連技術の動向を注視しつつ、新たな技術との連携や独自価値の訴求に努めております。
(2) イベントDX事業の収益性低下に関するリスク
オンラインイベント市場においては、需要の鈍化やリアルイベントへの回帰傾向がみられており、当社グループのイベントDX事業の収益性に影響を及ぼす可能性があります。特に、特定の大型顧客や大型イベントへの依存度が高い収益構造においては、顧客方針やイベントの有無が業績に大きく影響することが懸念されます。また、価格競争の激化により、案件単価の値下げにより利益率が低下するリスクも存在します。当社グループでは、オンラインイベントへの付加価値の提供、ハイブリッド対応サービスの強化や案件ポートフォリオの見直しを通じて、収益の安定化を図っております。
(3) サードプレイスDX事業の市場環境の変化に関するリスク
出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドワークが定着する中で、社内外でのウェブ会議の実施機会が増加しており、静かな個室空間を求めるニーズが高まっております。当社グループが展開するサードプレイス型サービスは、こうしたニーズを捉えて拡大してきましたが、一方で一部企業ではオフィスへの完全回帰の動きもみられ、設置先の稼働率や導入意欲に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、設置環境の最適化や用途拡大に向けた取り組みを進めることで、稼働率と収益性の改善を図っております。
(4) エンタープライズDX事業の不確実性に関するリスク
企業の働き方が対面中心に戻る動きが広がった場合、当社グループが提供するオンライン会議・配信ソリューションの利用率に影響を及ぼす可能性があります。特に、ZoomやQumu等のサブスクリプション型顧客の解約が進行した場合、売上高が減少し、収益性が悪化するリスクが懸念されます。これに対し、当社グループは機能改善や顧客接点の強化を図り、継続的な価値提供を目指しております。
3.技術及びシステムリスク
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項目名 |
影響度 |
評価 |
前年 比較 |
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3.技術及びシステムリスク |
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(1)技術革新及び市場変化のリスク |
中 |
重要 |
→ |
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(2)システム障害及び情報セキュリティのリスク |
中 |
注視 |
→ |
(注) 上記リスクはいずれも年間を通じて常時発生する可能性があると認識しております。
(1) 技術革新及び市場変化のリスク
インターネット関連市場では、新技術の導入やサービスモデルの転換が急速に進んでおります。当社グループのサービスがこれらの変化に迅速に適応できない場合、競争力が低下し、収益に影響を与える可能性があります。また、AIや先端技術への対応には、追加的な開発費用や人材投資が必要となることから、費用対効果の管理が課題となります。当社グループでは、先端技術のモニタリング体制を整備し、機動的な事業開発を推進しております。
(2) システム障害及び情報セキュリティのリスク
当社グループが提供するサービスは、外部クラウドインフラに依存しており、これらの障害が発生した場合には、サービスの提供が一時的に停止し、顧客満足度や信頼性の低下につながる可能性があります。また、サイバー攻撃や内部不正等により、顧客情報の漏洩やデータ改ざん等が生じた場合、法的責任やレピュテーションリスクが顕在化するおそれがあります。これらに対しては、継続的なシステム監視体制の整備や外部監査の活用などを通じて、リスク管理の強化に取り組んでおります。
なお、本報告書に記載したリスク要因は、当社グループの持続的な成長を図る上での重要な課題であり、取締役会等においても随時検討を行いながら、引き続き適切な対策を講じてまいります。
4.内部統制に係るリスク
当社は、コンプライアンス重視の経営を行っていくほか、財務報告に係る内部統制の整備及び運用を重要な経営課題のひとつとして位置付け、グループを挙げて関係会社の管理体制等の点検・改善等に取り組むことにより、これらのリスクの回避及び最小化に努めております。
当連結会計年度において識別した経営者による内部統制の無効化を防止すべき取締役会による監督・監視機能及び子会社管理並びに決算・財務報告プロセスに係る内部統制における開示すべき重要な不備を是正するため、以下の対応策を策定しています。
なお、特別調査委員会による調査及び米国当局による調査の結果、以下の対応策に変更が生じる可能性があります。
(1) ガバナンスに対する意識・コンプライアンス意識の改善
(2) 経理部門における子会社管理体制の強化
(3) 監査部門によるモニタリング体制の強化
(4) 規程に沿った経営実施のための教育
(5) 社外取締役による監督体制の強化
5.適正決算に係るリスク
連結子会社であるTEN Holdings, Inc.(以下、「TEN」といいます。)は、2025年2月のNASDAQへの上場に際し、上場後の資本政策等に関する業務委託報酬(合計約5.4M USD、円換算額808,434千円)の支払を行いましたが、当時の当社の代表取締役であった間下直晃氏が、当社取締役会の承認を経ることなく、当該業務委託報酬の支払に関し当社がTENへの財務的支援を行う旨の書面を当社名義でTENに差し入れていた事実が判明いたしました。また、当該業務委託報酬の契約先と支払先の相違や当該取引に係る役務提供の実態が確認できない等の事実も判明いたしました。
当社は、これらの一連の事項に関し、当社及びTENから独立した外部の専門家で構成される特別調査委員会による客観的な調査を行う必要があると判断し、2026年4月24日に当該委員会を設置いたしました。
また、TENは、2025年10月27日付で米国連邦検事局(USAO)より、同社の2025年2月の新規株式公開(IPO)に関する大陪審召喚状を受領いたしました。また、2026年3月10日には、米国証券取引委員会(SEC)よりIPO及びその他の事項に関する資料提出を求める召喚状を受領いたしました。
現時点において、特別調査委員会による調査及び米国当局による調査は継続中であり、調査等の結果によっては、連結財務諸表に重要かつ広範な影響を及ぼす可能性があります。
主要な対応策
当社は特別調査委員会による調査に対して全面的に協力するとともに、TENは米国当局による調査に対して全面的に協力してまいる方針です。現時点において、特別調査委員会による調査及び米国当局による調査は継続中です。調査等の結果、不適切な事象が判明し次第、速やかに原因の究明と分析を行い、再発防止策の策定及び実施を迅速に行います。また、過年度及び当年度の連結財務諸表等に訂正すべき重要な虚偽表示が識別された場合には、有価証券報告書の訂正等を含め、適切な対応を行う方針であります。その際には、訂正の内容、影響額等を速やかに開示いたします。
(1)経営成績等の状況の概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、判断したものであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、海外経済の減速、米国の通商政策動向の不透明感、為替変動などの影響により、依然として先行き不透明な状況が続く中、国内においては断続的な金利上昇に伴う資金調達環境の変化や、人件費・エネルギーコストの高止まりによる物価上昇が継続いたしました。一方で、生成AIの社会実装が本格化したことによるDX投資の加速や、賃上げに伴う個人消費の底堅さも見られ、景気は緩やかな回復基調の中で推移いたしました。
日本市場では、デジタルとリアルを高度に融合させたハイブリッド型のビジネスモデルが定着し、当社においても顧客ニーズに即した柔軟なサービス提供に努めました。特に、コストコントロールと事業ポートフォリオの見直しを継続して進めてきたことで、国内事業の収益構造の適正化を一段と進展させてまいりました。
一方、米国市場においては、前期より課題となっていた新規案件の立ち上げ遅延の解消を目指し、NASDAQ市場への上場を契機に財務基盤の安定化を進めてまいりましたが、上場に伴う株式報酬費用727,185千円等の販管費が一時的に増大し、著しい業績の悪化がグループ全体の損益の下押し要因となりました。
こうした環境の中、当社グループは持続的な成長と資本効率の向上を最優先課題と捉え、事業ポートフォリオの抜本的な見直しを進めております。その一環として、米国子会社の非連結化に伴う体制見直しによりグループ体制の再編を加速させ、経営資源を成長分野及び収益性の高い事業領域へ集中させるとともに、機動的な経営体制を構築し、グループ全体の企業価値最大化に最善を尽くしてまいります。
また、テレワークの定着及びリモートを活用したコミュニケーションDXによる生産性・生活の質の向上の実現に向けて、当連結会計年度において以下の項目を実施いたしました。
(ⅰ)Web会議ツールの継続的提供と市場拡大への貢献
ハイブリッドワークが企業の標準的な働き方として定着する中、Web会議ツールは今や企業活動に欠かせない社会インフラとなっており、当社が代理店として販売する「Zoom」は堅調に推移しました。今後も提供サービスの安定運用ができるよう機能開発・品質改善活動を継続してまいります。
(ⅱ)イベント配信サービス事業の拡大
配信件数は前年度に比べ減少いたしましたが、様々な業界ではイベント及びセミナー開催の方法が対面でのリアル開催、場所を問わないオンライン開催、双方を組み合わせたハイブリッド型と、開催方法が多様化しており、イベント開催の需要は今後も堅調に推移していく見込みです。当社は、イベントの準備段階から当日の現場での安定的な配信・運営、終了後のデータ分析まで全体をワンストップで支援する「Oneイベント」を提供しており、付加価値の向上による単価の向上に取り組んでまいりました。市場環境の変化に柔軟に対応するため、開発投資や人材や機材等のリソース配分の適正化も継続的に実施しており、収益性の高い事業構造をつくるための取り組みを推進いたしました。
(ⅲ)テレワークを支援するセキュアな個室ブース「テレキューブ」の提供
企業においてテレワークが普及した一方でオフィスへ出社する機会も戻りつつあり、様々なワークスタイルが広がる中で、オフィスではWeb会議を開催するための場所や会議室の不足に対し低コストかつ短期間での設置やレイアウト変更が可能なブースとしての需要が拡大した結果、企業におけるテレキューブの設置台数は大幅に増加いたしました。
これらのミッション実現施策とともに、企業として持続的成長を実現していくための新規事業領域の創出や、株式会社としての使命たる企業価値最大化のための業績向上のため施策を実施いたしております。
当連結会計年度の業績は以下のとおりです。
(単位:千円)
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前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
増減 |
増減率 |
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売上高 |
10,463,846 |
9,859,467 |
△604,379 |
△5.8 |
|
営業損失(△) |
△236,769 |
△1,683,043 |
△1,446,274 |
- |
|
経常損失(△) |
△320,861 |
△2,026,101 |
△1,705,240 |
- |
|
親会社株主に帰属する 当期純損失(△) |
△1,417,278 |
△3,696,528 |
△2,279,250 |
- |
当連結会計年度において、売上高は前年同期比で5.8%減少し9,859,467千円となりました。これは、主に企業向けの防音型個室ブースの設置販売が堅調に推移した一方で、前連結会計年度に実施したプロフェッショナルワーク事業の譲渡による減収のほか、特定の大口顧客の案件減少の影響によるものです。
営業損失につきましては、主に連結子会社TEN Holdings, Inc.においてNASDAQ市場への上場に伴う株式報酬費用727,185千円の発生や上場維持の諸費用の増加等により、営業損失は1,683,043千円(前年同期は236,769千円の営業損失)となりました。
営業外損益においては、主に為替相場の変動により、グループ間ローンの決済及び換算により為替差損97,053千円計上したほか、主にTEN Holdings, Inc.の資金調達費用として支払手数料127,224千円を計上いたしました。
特別損益においては、投資有価証券売却益を1,121,787千円計上したほか、主に収益性の低下した一部の有形固定資産及びソフトウエアについて減損損失1,993,619千円を計上いたしました。
セグメント別の業績は、以下のとおりです。
Ⅰ.エンタープライズDX事業
(単位:千円)
|
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
増減 |
増減率 (%) |
|
売上高 |
4,058,584 |
3,499,442 |
△559,142 |
△13.8 |
|
セグメント利益 |
667,446 |
527,909 |
△139,537 |
△20.9 |
エンタープライズDX事業は、主に企業や官公庁等を対象に、社内外のコミュニケーションにおけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するサービスを提供しております。
具体的には、「Zoom」「Zoomphone」等のZoom Communications Inc.の提供するサービスのリセール販売を中心とした「ハイブリッド」事業、高品質な通話・配信・会話型AIの機能を簡単に実装できる「Agora」を中心とした「ビジネスグロース」事業、動画の制作・管理・配信が可能な企業向け動画配信プラットフォーム「Qumu」を中心とした「リスキリング」事業で構成されています。
当連結会計年度のセグメント売上高は、前年同期比13.8%減の3,499,442千円、セグメント利益は前年同期比20.9%減の527,909千円となりました。これは主に、前連結会計年度に実施したプロフェッショナルワーク事業の譲渡及び一部のサービス終了に伴う減収の影響によるものであります。
Ⅱ.イベントDX事業
(単位:千円)
|
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
増減 |
増減率 (%) |
|
売上高 |
3,763,996 |
3,519,496 |
△244,500 |
△6.5 |
|
セグメント損失(△) |
△566,367 |
△2,083,393 |
△1,517,026 |
- |
イベントDX事業は、様々な分野におけるイベントにおいて、顧客のニーズや課題に応じて企画・制作、当日の運営・効果測定までワンストップで支援する事業であります。
具体的には、Webセミナー配信サービス「V-CUBE セミナー」や「EventIn」などのセミナー配信ソフトウエアを提供するほか、イベント配信に係る運用設計、当日の配信サポートや後日のイベントデータ解析などの運用支援サービスを提供しております。
当連結会計年度では、国内の製薬業界の講演会市場の縮小は底打ちし、今後の注力領域であるハイブリッドイベントが成長したものの、特定の大口顧客の案件減少の影響により、セグメント売上高は前年同期比6.5%減の3,519,496千円となりました。
また、セグメント損失は2,083,393千円(前年同期は566,367千円のセグメント損失)となりました。これは、主に米国の連結子会社TEN Holdings, Inc.においてNASDAQ市場への上場に伴う株式報酬費用727,185千円を計上したこと等により、同社で1,628,850千円の営業損失となったことによるものです。この結果、当セグメント全体では営業損失2,083,393千円を計上することとなりました。
Ⅲ.サードプレイスDX事業
(単位:千円)
|
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
増減 |
増減率 (%) |
|
売上高 |
2,641,265 |
2,840,528 |
199,263 |
7.5 |
|
セグメント利益 |
746,632 |
787,871 |
41,239 |
5.5 |
サードプレイスDX事業は、自宅や職場とは異なるサードプレイス(第3の場所)の提供や運用支援を行うことで、場所にとらわれない働き方を実現することを目的とする事業であります。
具体的には、企業及び公共空間への「テレキューブ」の提供、公共空間における防音個室ブースの管理運営システムの開発、「テレキューブ」において提供する関連サービスの開発を行っております。
当連結会計年度では、セグメント売上高は前年同期比7.5%増の2,840,528千円、セグメント利益は前年同期比5.5%増の787,871千円となりました。これは、主に企業向け防音型個室ブースの販売が堅調に推移し、特に多人数用の製品が好調であったことに加え、今期投入した新製品であるエアコン関連商品が、昨今の酷暑を背景に売れ行きを伸ばしたことが寄与したためです。
② 財政状態の状況
(単位:千円)
|
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
増減 |
|
資産 |
10,481,052 |
8,730,961 |
△1,750,091 |
|
負債 |
10,457,387 |
9,838,643 |
△618,744 |
|
純資産 |
23,664 |
△1,107,682 |
△1,131,346 |
a.資産
当連結会計年度末において、資産残高は前期末比1,750,091千円減の8,730,961千円となりました。これは主に、減損損失を計上したことによる有形及び無形固定資産残高の減少のほか、繰延税金資産の取崩しにより残高が減少したことによるものであります。
b.負債
負債残高は前期末比618,744千円減の9,838,643千円となりました。これは主に、長期借入金の返済により残高が減少したことによるものであります。
c.純資産
純資産残高は前期末比1,131,346千円減の△1,107,682千円の債務超過となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失3,696,528千円を計上したため利益剰余金が減少したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
(単位:千円)
|
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
増減 |
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
815,786 |
△570,788 |
△1,386,574 |
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
△473,127 |
418,208 |
891,335 |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
△759,595 |
1,121,071 |
1,880,666 |
|
現金及び現金同等物の当期末残高 |
1,006,735 |
2,002,098 |
995,363 |
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果支出した資金は570,788千円となりました。これは主に、非資金項目である減損損失や株式報酬費用の計上による増加があった一方で、税金等調整前当期純損失3,671,958千円の計上によって減少となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果得られた資金は418,208千円となりました。これは主に、投資有価証券の売却により1,217,295千円の収入が得られたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果得られた資金は1,121,071千円となりました。これは主に、非支配株主からの払込みにより2,164,495千円の収入が得られたことによるものであります。
④ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの主な資金需要は、当社サービスの新規開発や機能拡充のための開発投資、イベント配信サービス(オンラインセミナー配信サービス)に使用する配信機材の調達、テレキューブを中心とするハードウェアの仕入調達であります。
開発投資についてはソフトウエア償却額と同程度の水準を目安とすることにより財務健全性を維持することとしております。また、配信機材やハードウェアは自己資金またはリースによる調達を行っておりますが、特に配信機材の調達については回収期間や機材の陳腐化を総合的に判断して、リースの期間を決定しております。
また、得られたフリーキャッシュ・フローについては、上述の開発投資やイベント配信ビジネスへの投資を行ってまいります。なお、株価が割安と判断された場合は手許資金及び会社法上の分配可能額を勘案しながら積極的に自社株買いを実施してまいります。
なお、キャッシュ・フロー関連指標は以下のとおりです。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
|
|
2021年12月期 |
2022年12月期 |
2023年12月期 |
2024年12月期 |
2025年12月期 |
|
自己資本比率(%) |
33.1 |
34.9 |
5.0 |
△1.3 |
△23.0 |
|
時価ベースの 自己資本比率(%) |
171.5 |
104.7 |
64.2 |
48.0 |
39.5 |
|
キャッシュ・フロー対 有利子負債比率(年) |
3.3 |
4.1 |
8.6 |
9.1 |
- |
|
インタレスト・ カバレッジ・レシオ(倍) |
58.5 |
40.6 |
21.7 |
13.0 |
- |
(注)1.各指標の計算方法は以下のとおりであります。
自己資本比率 :自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ :営業キャッシュ・フロー/利払い
2.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。
5.利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を利用しております。
6.2025年12月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。
⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は異なることがあります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
(2)生産、受注及び販売の実績
① 生産実績及び受注実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績及び受注状況の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
② 販売実績
「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりです。
(3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、判断したものであります。
Ⅰ.エンタープライズDX事業
エンタープライズDX事業ではハイブリッドワーク、ビジネスグロース、プロフェッショナルワーク、リスキリングの4つのカテゴリでサービス提供を行っております。各サービスの売上高推移は以下のとおりです。
サービス別売上高推移 (単位:千円)
|
種別 |
2024年 第1四半期 |
2024年 第2四半期 |
2024年 第3四半期 |
2024年 第4四半期 |
2025年 第1四半期 |
2025年 第2四半期 |
2025年 第3四半期 |
2025年 第4四半期 |
|
ハイブリッド ワーク |
469,269 |
413,889 |
446,500 |
516,844 |
442,682 |
429,283 |
406,985 |
427,030 |
|
ビジネス グロース |
267,492 |
251,837 |
273,165 |
273,528 |
279,819 |
273,819 |
266,485 |
241,194 |
|
プロフェッショナルワーク |
164,278 |
144,133 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
|
リスキリング |
212,551 |
208,154 |
219,653 |
197,287 |
190,384 |
176,070 |
185,017 |
180,669 |
|
合計 |
1,113,591 |
1,018,014 |
939,319 |
987,659 |
912,886 |
879,173 |
858,488 |
848,894 |
当連結会計年度においては、中長期的な成長に向けた事業ポートフォリオの入れ替えの一環として前連結会計年度に実施したプロフェッショナルワーク事業の事業譲渡と「V-CUBE ミーティング」のサービス終了に伴い、売上高は前期を下回る結果となりました。
ハイブリッドワーク事業については、世界的な企業によるサービス提供がなされる競争の激しい分野であることから、将来的には大きな成長は見込めないものの、底堅い需要を背景に堅調に推移するものと考えております。
Agoraを展開するビジネスグロース事業については、前期と同水準で推移いたしました。
また、リスキリング事業を展開するシンガポール子会社のWizlearn Technologies Pte. Ltd.は、買収後10年経過し、安定的に推移いたしました。
Ⅱ.イベントDX事業
イベントDX事業においては、その後、大規模配信案件や高付加価値案件の割合の上昇により配信1回当たりの平均単価は上昇したものの、年間配信回数は減少し、売上高は前連結会計年度より減少いたしました。
イベントDX事業の連結売上高推移 (単位:千円)
|
種別 |
2024年 第1四半期 |
2024年 第2四半期 |
2024年 第3四半期 |
2024年 第4四半期 |
2025年 第1四半期 |
2025年 第2四半期 |
2025年 第3四半期 |
2025年 第4四半期 |
|
配信回数 |
1,149回 |
1,155回 |
931回 |
1,171回 |
990回 |
920回 |
716回 |
994回 |
|
平均単価 |
832 |
968 |
780 |
823 |
880 |
1,157 |
903 |
943 |
|
セグメント 売上高 |
955,890 |
1,117,927 |
726,614 |
963,563 |
870,921 |
1,064,218 |
646,690 |
937,666 |
季節的変動については大きくはないものの、配信回数については第1四半期に増加し、第3四半期に減少、平均単価については株主総会開催が集中する第2四半期に増加するという傾向が見受けられます。当連結会計年度においては、大規模配信案件や高付加価値案件の割合が増加したために1配信あたりの単価は前年同期比で平均12万円程度増加したものの、一方で配信回数が3ヶ月平均900回前後(前年同期比約200回減)となったために、当連結会計年度における連結売上高は前年同期比6.5%減の3,519,496千円となりました。
Ⅲ.サードプレイスDX事業
サードプレイスDX事業においては、企業及び公共空間においてWeb会議に対応したセキュアな防音個室ブースである「テレキューブ」の需要が根強く、当連結会計年度における販売実績台数は7,612台(前年同期比3.5%増)と前連結会計年度より増加し、累計設置台数は39,756台に拡大いたしました。
主要駅やオフィスビルを中心とした公共空間に設置するテレキューブを販売する公共向けについては、Web会議の定着に伴い、公共空間における会議スペース需要が増加したことから設置箇所が拡大し、設置台数は1,318台となりました。
企業向けテレキューブの提供については、テレキューブ本体を購入いただく「販売型」に加え、契約期間中は月額定額料金で利用可能な「サブスクリプション型」の2形態で展開しております。「サブスクリプション型」は「販売型」に比べて初期導入コストが抑えられるメリットがあるため、より幅広い顧客層へのアプローチを可能としております。
当連結会計年度においては、出社と在宅勤務を組み合わせたハイブリッドな勤務形態が定着し、オフィス内での会議スペースに対する需要が一段と高まりました。こうした環境下、当社は多人数用製品のラインナップを拡充することで、多様化する顧客ニーズにきめ細かく対応いたしました。また、昨今の酷暑を受け、エアコンの追加設置を可能にするなど、利用環境の快適性を向上させた施策も奏功いたしました。これらの取り組みの結果、利便性の高いサブスクリプション型の導入が加速し、稼働台数は提供開始から6年で1,002台に達しました。
テレキューブ累計設置台数 (単位:台)
|
種別 |
2024年 第1四半期末 |
2024年 第2四半期末 |
2024年 第3四半期末 |
2024年期末 |
2025年 第1四半期末 |
2025年 第2四半期末 |
2025年 第3四半期末 |
2025年期末 |
|
公共向け |
1,098 |
1,128 |
1,149 |
1,206 |
1,229 |
1,240 |
1,282 |
1,318 |
|
企業向け(販売型) |
25,249 |
27,191 |
28,666 |
30,196 |
32,313 |
33,855 |
35,565 |
37,436 |
|
企業向け (サブスクリプション型) |
705 |
714 |
729 |
742 |
806 |
855 |
925 |
1,002 |
|
合計 |
27,052 |
29,033 |
30,544 |
32,144 |
34,348 |
35,950 |
37,772 |
39,756 |
(4)経営成績に重要な影響を与える要因について
「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(1)株式購入契約
当社の連結子会社 TEN Holdings, Inc.(以下「TEN」という。)はLincoln Park Capital Fund, LLC(以下「LPC」という。)と株式購入契約(以下「本契約」という。)を締結し、2025年6月25日(米国時間)に米国証券取引委員会(以下「SEC」という。)へForm 8-Kを提出しておりましたが、2025年8月12日(米国時間)に本契約の内容が承認され、本契約の内容が実行されることとなりました。
1.現時点の状況
当社は2025年5月20日に開示いたしました「米国子会社の再編に関する方針決定のお知らせ」のとおり、TENを連結の範囲から除外する方針を決定いたしました。
現在TENは事業拡大の為の資金調達を予定しており、TENはLPCと株式購入契約を締結し、2025年6月25日(米国時間)にSECへForm 8-Kを提出いたしました。
その後、登録届出書であるForm S-1(以下「S-1」)をSECへ提出し、審査を受けて2025年8月12日(米国時間)に承認が得られました。これにより、本契約が有効となり、LPCによる株式購入が開始される予定です。
今回承認された枠は最大で6,117,855株の新株発行枠となっております。この枠がすべて実行された後も、当社の議決権所有割合は50%を超えるため、TENが連結範囲から外れることにはなりませんが、本契約では2,000万米ドルの調達に到達するまでS-1を繰り返しSECへ提出し承認を得て、資金調達を進めてまいります。資金の用途は、主にTENの次世代配信プラットフォームの開発及び競争力を補完する企業へのM&Aを通じたロールアップ戦略の実行であり、本件の資金調達によりTENは成長を目指してまいります。
|
(1) |
異動前の所有株式数 |
22,800,000株 (議決権所有割合:64.93%) ※2025年6月30日時点 |
|
(2) |
異動後の所有株式数 |
22,800,000株 (議決権所有割合:55.29%) |
(注)今回承認枠がすべて実行された場合
今回承認の次のステップとして、7,000,000株以上を新株発行枠とするS-1を順次提出し、期間を空けることなく、本契約を実行していく予定です。NASDAQ市場の上場規則に基づき、新株発行は発行済株式総数の19.99%までと定められていますが、既存株主の合意により20%以上の新株発行が可能となっております。そのため、本件の資金調達の進捗次第で当社が保有するTENの議決権所有割合が変動し、TENが連結範囲から外れる可能性があります。
他方、行使が進まない場合は引き続き連結子会社となりますが、将来的な連結除外の方針に変更はありません。仮に本件の資金調達のみで連結除外に至らなくても、当社は引き続き他の施策で連結除外を進めていく方針です。
2.本契約の概要
(1)株式購入開始日
SECからS-1の承認が下り、本契約に定めるその他の条件が満たされた日
(2)株式購入終了日
開始日から24ヶ月後の月の初日
2025年9月30日までに売買が開始されない場合、いずれかの当事者が契約を終了させることが可能
(3)調達額
最大2,000万米ドル
(4)株式購入条件
LPCは1営業日ごとに購入指示をTENへ送付することができる。
フロアプライス(Floor Price)という最低株価条件が定められおり、購入を指示する日の普通株式の終値が、$0.25以上でなければならない。
通常購入(Regular Purchase)
|
(1) |
購入日 |
米国東部時間(Eastern Time)の午後6時までに通知が届いた場合、通知受領日当日。 米国東部時間(Eastern Time)の午後6時以降に通知が届いた場合、翌営業日。 |
|
(2) |
1回の購入指示における発行株数上限 |
上限100,000株 株価連動による上限株数増加: 終値が$1.00以上の場合、上限は125,000株に増加 終値が$2.00以上の場合、上限は150,000株に増加 終値が$3.00以上の場合、上限は175,000株に増加 |
|
(3) |
発行株価 |
通常購入の株価は、2つの基準株価を比較し、より低い方の価格の97%に設定される。 基準株価1:購入日の取引時間中における最も低い株価 基準株価2:購入日の前営業日を最終日とする過去10営業日間で、終値が最も低かった3日間の平均値 |
超過購入 (Accelerated Purchase)
LPCは通常購入の指示を行った日に限り、超過購入を指示することができる。ただし、対応する通常購入の上限株数を指示しており、それまでに行われた全ての購入指示によって発行された株式が全てLPCにて受領済みでなければならない。TENは購入日から2営業日以内に株式を発行する義務がある。
|
(1) |
購入日 |
対応する通常購入日の翌営業日 |
|
(2) |
1回の購入指示における発行株数上限 |
以下のうち、少ない方の数が上限となる。 ・対応する通常購入で指示した株式数の300% ・特定の取引時間帯における、市場での全取引量の30% |
|
(3) |
発行株価 |
以下の2つの価格を比較し、低い方の価格の97% ・特定の取引時間帯における出来高加重平均価格(VWAP) ・購入日の終値 |
(注)取引時間帯・・・購入日の取引開始(午前9時半)から、①取引終了(午後4時)、②本契約に定められた出来高上限到達、③本契約に定められた最低価格閾値割れのいずれか最も早い時点まで。
追加超過購入 (Additional Accelerated Purchase)
LPCは超過購入の購入日にのみ、追加超過購入を指示することができる。つまり、前日には通常購入の上限が指示されていることが前提となる。ただし、それまでに行われた全ての購入指示によって発行された株式が全てLPCにて受領済みでなければならない。
|
(1) |
購入日 |
対応する超過購入と同日 ただし、米国東部時間午後1時までにTENが指示を受領できなかった場合は翌営業日 |
|
(2) |
1回の購入指示における発行株数上限 |
以下の2つのうち、少ない方の数が上限 ・「追加超過購入の起点となる通常購入」で指示した株式数の300% ・この「追加超過購入」のために設定された、特定の取引時間帯における全取引量の30% |
|
(3) |
発行株価 |
以下の2つの価格を比較し、低い方の価格の97% ・直前の購入の取引時間帯が終了し、その株式がLPCに受領された後から開始される取引時間帯における出来高加重平均価格(VWAP) ・購入日の終値 |
(注)取引時間帯:先行する購入(加速購入または直前の追加加速購入)の取引時間帯が終了し、かつその株式が受領された後から、取引終了等の条件まで。
3.株式取得の相手先の概要
|
(1) |
名称 |
Lincoln Park Capital Fund, LLC |
|
(2) |
所在地 |
415 N. LaSalle Drive, Suite 700B, Chicago, IL 60654 |
|
(3) |
上場会社と当該ファンドとの間の関係 |
該当事項はありません。 |
(2)財務制限条項が付された借入金契約
|
主な借入先 |
株式会社三菱UFJ銀行 株式会社みずほ銀行 (アレンジャー株式会社三菱UFJ銀行) |
|
契約形態 |
シンジケートローン契約 |
|
当初借入金額 |
3,649百万円 |
|
期末借入残高 |
2,858百万円 |
|
資金使途 |
TEN Events, Inc.(旧Xyvid, Inc.、現在はTEN Holdings, Inc.の子会社)の株式取得資金 |
|
契約締結日 |
2023年11月27日 |
|
借入実行日 |
2023年11月30日 |
|
弁済期限 |
2028年11月30日 |
|
担保の有無 |
なし |
|
保証の有無 |
なし |
|
財務制限条項 |
あり(注) |
(注)詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結貸借対照表関係)」に記載しております。
(3)事業再編に伴う連結子会社の完全子会社化及び持分法適用関連会社の異動(株式譲渡)並びに連結子会社による固定資産の譲渡
当社は、2025年12月17日開催の取締役会決議に代わる書面決議において、連結子会社であるテレキューブ株式会社(以下「テレキューブ(株)」)及び持分法適用関連会社であるテレキューブサービス株式会社(以下「テレキューブサービス」)の事業関係と資本関係の再編について決定し、両社の共同株主である三菱地所株式会社(以下「三菱地所」)と事業再編を行う旨の契約を締結いたしました。
1.本事業再編の概要と目的
連結子会社テレキューブ(株)は、個室型ワークブース「テレキューブ」の筐体・エアコンの企画・製造・販売及び公共空間における「テレキューブ」のサービス運営のためのシステム提供を行っており、持分法適用関連会社であるテレキューブサービスは公共空間等における「テレキューブ」のサービス運営主体として事業展開を行っております。両社の株主である三菱地所は、「テレキューブ」の設置場所への営業支援等で事業拡大のため当社グループと連携してまいりました。
この度、「テレキューブ」事業の更なる発展に向けて、競争優位の強化と経営資源の効率化を図るため、ブイキューブグループと三菱地所の役割分担をより一層明確にすることといたしました。
ブイキューブグループは、強みである新規事業開発及びサービス創造に特化するため、連結子会社テレキューブ(株)を完全子会社化することで経営の自由度を確保し、よりスピーディーで効率的な経営体制を構築いたします。
三菱地所は、本業と親和性のある公共向け筐体設置及びサービス運営に特化し、テレキューブサービスの安定的な成長を目指します。これに伴い、当社及びテレキューブ(株)は保有するテレキューブサービスの全株式を三菱地所へ譲渡いたします。これにより、テレキューブサービスは当社の持分法適用関連会社に該当しないこととなります。
以上の再編により、当社及びテレキューブ(株)は、「テレキューブ」筐体のイノベーション創出及びサブスク提供・ライセンシング・販売に経営資源を集中すると同時に、テレキューブサービスへの「テレキューブ」筐体の供給も継続することで、サードプレイスDX事業の更なる収益拡大につなげて参ります。
2.連結子会社の完全子会社化
(1)当該連結子会社の概要
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(1) |
名称 |
テレキューブ株式会社 |
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(2) |
所在地 |
東京都千代田区丸の内2-5-1 丸の内二丁目ビル7階 |
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(3) |
代表者の役職・氏名 |
代表取締役社長 間下 浩之 |
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(4) |
事業内容 |
個室型ワークブース「テレキューブ」の企画・製造・販売等 |
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(5) |
資本金 |
25百万円 |
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(6) |
設立年月日 |
2018年12月3日 |
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(7) |
純資産 |
460百万円 |
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(8) |
総資産 |
646百万円 |
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(9) |
大株主及び持株比率 |
株式会社ブイキューブ 67.0% 三菱地所株式会社 33.0% |
(2)取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況
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(1) |
異動前の所有株式数 |
3,350株 (議決権の数:3,350個) (議決権所有割合:67.0%) |
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(2) |
当該子会社が取得 する株式数 |
三菱地所が保有する1,650株 (議決権の数:1,650個) |
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(3) |
取得価額 |
株式取得の相手先との守秘義務により開示を控えさせていただきます。 |
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(4) |
異動後の所有株式数 |
5,000株 (議決権の数:5,000個) (議決権所有割合:100.0%) |
(3)日程
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(1) |
契約締結日 |
2025年12月17日 |
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(2) |
株式譲渡実行日 |
2025年12月25日 |
3.持分法適用関連会社の異動
(1)当該持分法適用関連会社の概要
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(1) |
名称 |
テレキューブサービス株式会社 |
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(2) |
所在地 |
東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビル4階 |
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(3) |
代表者の役職・氏名 |
代表取締役社長 小山田 佳裕 |
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(4) |
事業内容 |
個室型ワークブース「テレキューブ」の普及を目指したサービスの提供 |
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(5) |
資本金 |
100百万円 |
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(6) |
設立年月日 |
2019年7月9日 |
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(7) |
純資産 |
947百万円 |
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(8) |
総資産 |
1,066百万円 |
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(9) |
大株主及び持株比率 |
株式会社ブイキューブ 15.4% テレキューブ株式会社 23.2% 三菱地所株式会社 30.5% 株式会社オカムラ 30.9% |
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(10) |
上場会社と 当該会社の関係 |
資 本 関 係 |
当社の持分法適用関連会社であり、当社と連結子会社テレキューブ株式会社が上記(9)のとおり株式を保有しております。 |
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人 的 関 係 |
連結子会社テレキューブ株式会社の代表取締役1名が当該会社の監査役を兼務しております。 |
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取 引 関 係 |
当社及び連結子会社テレキューブ株式会社と一部取引関係があります。 |
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(2)譲渡株式数、譲渡価額及び異動前後の所有株式の状況
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株式会社ブイキューブ |
テレキューブ株式会社 |
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(1) |
異動前の所有株式数 |
19,900株 (議決権の数:19,900個) (議決権所有割合:15.4%) |
30,000株 (議決権の数:30,000個) (議決権所有割合:23.2%) |
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(2) |
譲渡株式数 |
19,900株 (議決権の数:19,900個) (議決権所有割合:15.4%) |
30,000株 (議決権の数:30,000個) (議決権所有割合:23.2%) |
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(3) |
譲渡価額 |
株式譲渡の相手先との守秘義務により開示を控えさせていただきます。 |
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(4) |
異動後の所有株式数 |
0株 (議決権の数:0個) (議決権所有割合:0%) |
0株 (議決権の数:0個) (議決権所有割合:0%) |
(3)日程
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(1) |
契約締結日 |
2025年12月17日 |
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(2) |
株式譲渡実行日 |
2025年12月25日 |
4.連結子会社による固定資産の譲渡
(1)譲渡の理由
テレキューブ(株)は、本事業再編により新規事業開発及びサービス創造に特化するため、テレキューブサービスに提供していたサービス運営のためのシステムであるソフトウエアをテレキューブサービスに譲渡いたしました。
(2)譲渡資産の内容
譲渡するソフトウエアは公共空間における「テレキューブ」の施錠管理等のシステムであり、帳簿価額は29百万円です。このうち、テレキューブサービスに提供していた一部を譲渡価額20百万円で譲渡いたしました。
(3)譲渡の日程
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(1) |
契約締結日 |
2025年12月17日 |
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(2) |
譲渡日 |
2025年12月25日 |
当連結会計年度の研究開発費の総額は
なお、セグメントごとの研究開発活動を示すと、以下のとおりであります。
(サードプレイスDX事業)
主として、防音型スマートワークブース「テレキューブ」に関わる研究開発であり、当連結会計年度の研究開発費は