第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和などにより、経済活動に緩やかな回復の動きが見られました。一方、ロシア・ウクライナ情勢に端を発した資源・エネルギー価格の高騰、インフレ抑制のための欧米各国での政策金利の引き上げ、それに伴う急激な為替変動など、先行き不透明な状況で推移いたしました。 

 

当社グループを取り巻く事業環境は、フラットパネルディスプレー業界では、液晶パネルメーカーの量産ラインで引き続き生産調整が行なわれたことで、パネルの需給バランスが改善し、2021年夏から下落が続いていた液晶パネルの価格も、一部の製品で緩やかな上昇が見られました。世界の主要携帯電話メーカーが、スマートフォンの新機種開発を行ったため、韓国、中国のパネルメーカーでは、その有機ELパネルの開発が活況を呈しました。また、中国では、第6世代の液晶パネル工場が新たに着工され、韓国では第8.6世代有機ELパネル工場の新設計画、日本では、新方式の有機ELパネルの量産計画が発表されました。

 

このような状況の中、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高につきましては、210億8百万円(前年同期比18.0%増)となりました。利益につきましては、営業利益37億20百万円(前年同期比52.9%増)、経常利益36億78百万円(前年同期比48.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益24億2百万円(前年同期比20.9%増)となりました。

 

セグメント別の経営成績は、次のとおりです。なお、売上高はセグメント間取引の相殺消去後の数値となります。

 

(大型フォトマスク事業)

大型フォトマスク事業では、有機ELパネル用は、主に中国市場を中心にスマートフォン向けが堅調に推移し、液晶パネル用は、IT製品、車載パネル、VRデバイス向けにフォトマスクの需要が増加いたしました。そのことにより、売上高、営業利益は、前年同期比で増収増益となりました。

 

 

2022年9月期

第3四半期連結累計期間

2023年9月期

第3四半期連結累計期間

増減率

売上高

17,751百万円

20,950百万円

+18.0%

営業利益

2,618百万円

3,943百万円

+50.6%

 

 

 

(ソリューション事業)

ソリューション事業では、RFID分野の販売が減少したものの、ヘルスケア分野の販売が増加したため、事業部門として売上高は増収となりました。一方、営業利益は、新たな収益基盤構築のための費用が増加したことなどから、損失が拡大いたしました。

 

 

2022年9月期

第3四半期連結累計期間

2023年9月期

第3四半期連結累計期間

増減率

売上高

50百万円

58百万円

+16.8%

営業利益

△185百万円

△222百万円

 

 

②財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて16億49百万円増加し410億97百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金や有形固定資産が減少した一方で、現金及び預金や棚卸資産、投資その他の資産のその他に含まれる投資有価証券が増加したことによるものであります。
 負債合計は、前連結会計年度末に比べて4億32百万円減少し104億15百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が増加した一方で、長期借入金が減少したことによるものであります。
  純資産合計は、前連結会計年度末に比べて20億81百万円増加し306億81百万円となりました。これは主に、利益剰余金が増加したことによるものであります。

 

(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は148百万円であり、セグメントごとの内訳は、次のとおりです。

 

大型フォトマスク事業     127百万円

ソリューション事業       21百万円

 

 

(6) 生産、受注及び販売の実績

当社グループは、個別注文に応じた受注、生産及び販売を行っており、いずれの実績につきましても比較的変動いたします。

当第3四半期連結累計期間における生産、受注及び販売実績は、次のとおりです。

 

①生産実績

セグメントの名称

生産高(千円)

前年同期比(%)

 大型フォトマスク事業

15,155,316

112.1

 ソリューション事業

134,029

118.5

合計

15,289,346

112.1

 

   (注)金額は、製造原価によっております。

 

②受注実績

セグメントの名称

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

 大型フォトマスク事業

20,505,227

107.9

1,622,464

92.6

 ソリューション事業

48,290

95.1

6,626

64.0

合計

20,553,517

107.9

1,629,091

92.4

 

   (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

③販売実績

セグメントの名称

販売高(千円)

前年同期比(%)

 大型フォトマスク事業

20,950,162

118.0

 ソリューション事業

58,478

116.8

合計

21,008,641

118.0

 

    (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。