第2【事業の状況】

    消費税等に係る会計処理は、税抜方式によっているため、この頁に記載の金額には消費税等は含めておりませ

   ん。

 

1【業績等の概要】

(1)業績

 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善が続き、政府の各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調が続きました。海外経済においては、中国や新興国経済の不確実性や、英国のEU離脱問題、米国の大統領選挙結果の影響などから景気の先行きは不透明な状況で推移しました。

 設備工事業界におきましては、公共投資では持ち直しが見られるものの、民間設備投資では企業の慎重姿勢等から、全般的に横ばいの傾向が続き、受注・価格競争は厳しい状況の中で推移しました。

 このような状況下で、当社グループはお客様のニーズに合った設備の提案を積極的に行い、受注の確保・拡大に努めてまいりました。受注高・売上高につきましては、エネルギー関連工事の受注や既存設備の改造、改修、合理化、集約化等の工事及び定修工事の受注が好調に推移した結果、受注高31,260百万円(前連結会計年度比6.5%増)、売上高30,593百万円(同5.9%増)となりました。

 利益面につきましては、競争が厳しさを増すなか、施工体制の確立、施工効率の改善、原価管理の徹底に取り組んだ結果、前期において発生した様な大きな不採算工事もなく、営業利益1,746百万円(同10.9%増)、経常利益1,825百万円(同15.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,195百万円(同23.0%増)とそれぞれ前連結会計年度を上回りました。

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

(設備工事事業)

 民間プラント・機械装置を主体としております産業プラント設備工事は、エネルギー関連工事や既存設備の改造、改修工事等により、受注高12,828百万円(前期比5.6%増)、売上高12,936百万円(前期比11.0%増)と前期を上回りました。
 民間プラント保全工事を主体としております設備保全工事は、定修工事や既存設備の維持・修繕工事等の受注が好調であり、受注高は7,709百万円(前期比25.1%増)、売上高7,393百万円(前期比17.4%増)と前期を上回りました。
 電気計装工事は、公共工事や民間プラントの既存設備の改造、合理化等の受注がありましたが、受注高6,216百万円(前期比0.7%減)、売上高6,117百万円(前期比5.5%減)と前期並みに止まりました。
 送電工事は、電力会社の設備・更新投資等が前年と比較し少なく、受注高2,206百万円(前期比10.6%減)、売上高1,950百万円(前期比8.6%減)と前期を下回りました。
 管工事は、公共工事の受注が低迷しましたが、民間設備工事を中心とした受注確保に努め、受注高818百万円(前期比0.4%減)と前期並みに止まりましたが、売上高は次期繰越工事となる物件が多く、684百万円(前期比20.2%減)と前期を下回りました。
 設備工事事業合計では、受注高29,779百万円(前期比6.9%増)、売上高29,081百万円(前期比6.1%増)となりました。セグメント利益は施工体制の確立、施工効率の改善、原価管理の徹底に取り組んだ結果、前期において発生した様な大きな不採算工事もなく、2,190百万円(前期比16.1%増)と前期を上回りました。

(表面処理事業)

 タイ国で事業展開しております表面処理事業は、HDD向け表面処理が堅調に推移しましたが、自動車部品向け表面処理が低調であり、受注高1,300百万円(前期比1.5%増)、売上高1,300百万円(前期比1.5%増)となりました。セグメント利益は183百万円(前期比19.1%減)と前期を下回りました。

(その他)

 鋳造用工業炉は、受注高180百万円(前期比14.3%減)、売上高211百万円(前期比11.2%増)となりました。セグメント利益は13百万円(前期比33.1%減)となりました。

 

(2)キャッシュ・フロー

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が1,729百万円、減価償却費512百万円、未成工事支出金の減少270百万円、仕入債務の増加354百万円などがあり、営業活動によるキャッシュ・フローは1,681百万円の収入(前連結会計年度末比295.8%増)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動によるキャッシュ・フローは、建物・構築物等有形固定資産の取得による支出等により、670百万円の支出(前連結会計年度末比224.3%増)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動によるキャッシュ・フローは、主に長期借入による収入、長期借入金の返済による支出等により、43百万円の収入(前連結会計年は461百万円の支出)となりました。

 これにより当連結会計年度の「現金及び現金同等物の期末残高」は、前連結会計年度末に比べ957百万円増加し、4,582百万円(前連結会計年度末比26.4%増)となりました。

 

2【生産、受注及び販売の状況】

 当社グループが営んでいる事業の大部分を占める設備工事事業(産業プラント設備工事、設備保全工事、電気計装工事、送電工事、管工事)では生産実績を定義することが困難であり、設備工事事業においては請負形態を取っているため販売実績という定義は実態にそぐいません。

 従って、生産、受注及び販売の状況については「1.業績等の概要」における各セグメントの業績に関連付けて記載しております。

 なお、参考のため提出会社単独の事業の状況は次のとおりであります。

(1)受注工事高、完成工事高、繰越工事高

第48期(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

工事別

前期繰越工事高

(千円)

当期受注工事高

(千円)

計(千円)

当期完成工事高

(千円)

次期繰越工事高(千円)

 

 

 

 

 

 

産業プラント設備工事

2,511,608

10,971,281

13,482,889

10,497,062

2,985,827

設備保全工事

543,972

6,163,279

6,707,251

6,298,538

408,713

電気計装工事

1,592,693

6,264,922

7,857,615

6,474,380

1,383,235

送電工事

9,193

2,468,025

2,477,219

2,133,985

343,233

管工事

99,728

822,230

921,958

858,209

63,748

鋳造用工業炉

41,160

210,117

251,278

189,964

61,313

4,798,356

26,899,857

31,698,213

26,452,141

5,246,072

 

第49期(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

工事別

前期繰越工事高

(千円)

当期受注工事高

(千円)

計(千円)

当期完成工事高

(千円)

次期繰越工事高(千円)

 

 

 

 

 

 

産業プラント設備工事

2,985,827

12,585,243

15,571,070

12,455,577

3,115,493

設備保全工事

408,713

7,710,802

8,119,516

7,394,597

724,919

電気計装工事

1,383,235

6,216,956

7,600,192

6,117,452

1,482,739

送電工事

343,233

2,206,834

2,550,067

1,950,088

599,979

管工事

63,748

818,557

882,306

684,636

197,670

鋳造用工業炉

61,313

180,153

241,466

211,330

30,136

5,246,072

29,718,548

34,964,621

28,813,682

6,150,938

 (注)前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更のあるものについては、当期受注工事高にその増

    減額を含みます。したがって当期完成工事高にもかかる増減額が含まれています。

 

(2)受注工事高の受注方法別比率

 工事の受注方法は特命と競争に大別されます。

期別

区分

特命(%)

競争(%)

計(%)

第48期

(自 平成27年4月1日

至 平成28年3月31日)

産業プラント設備工事

10.5

89.5

100

設備保全工事

19.1

80.9

100

電気計装工事

19.3

80.7

100

送電工事

15.1

84.9

100

管工事

22.3

77.7

100

鋳造用工業炉

96.2

3.8

100

第49期

(自 平成28年4月1日

至 平成29年3月31日)

産業プラント設備工事

11.2

88.8

100

設備保全工事

14.7

85.3

100

電気計装工事

23.2

76.8

100

送電工事

17.8

82.2

100

管工事

15.4

84.6

100

鋳造用工業炉

90.5

9.5

100

 (注) 百分比は請負金額比であります。

(3)完成工事高

期別

区分

官公庁(千円)

民間(千円)

合計(千円)

第48期

(自 平成27年4月1日

至 平成28年3月31日)

産業プラント設備工事

7,699

10,489,363

10,497,062

設備保全工事

63,912

6,234,626

6,298,538

電気計装工事

560,251

5,914,128

6,474,380

送電工事

36

2,133,949

2,133,985

管工事

222,235

635,974

858,209

鋳造用工業炉

189,964

189,964

 

854,133

25,598,007

26,452,141

第49期

(自 平成28年4月1日

至 平成29年3月31日)

産業プラント設備工事

137,396

12,318,180

12,455,577

設備保全工事

49,935

7,344,661

7,394,597

電気計装工事

553,920

5,563,532

6,117,452

送電工事

1,525

1,948,563

1,950,088

管工事

77,010

607,625

684,636

鋳造用工業炉

211,330

211,330

 

819,787

27,993,894

28,813,682

 第48期の完成工事高のうち請負金額1億円以上の主なものは次のとおりであります。

AGC若狭化学㈱

上中工場C/D系増設工事

花王㈱

C棟新設及びA棟滅菌温純水工事

三井物産プラントシステム㈱

400系処理タイプ対応工事

昭和電工㈱

SR焼成キルン設置

㈱カネカ

KLF鹿島第1系列更新設備一括工事

 

 

 第49期の完成工事高のうち請負金額1億円以上の主なものは次のとおりであります。

㈱ダイセル

レジストポリマーⅢ期設備増設一括工事

糸魚川市

青海浄化センター電気設備改築工事

IHIプラント建設㈱

直江津エネルギー㈱GTCC発電プラント建設工事

DIC㈱

J-3プラント増設工事

 

 

 

 

 

 完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。

相手先

第48期

(自 平成27年4月1日

至 平成28年3月31日)

第49期

(自 平成28年4月1日

至 平成29年3月31日)

金額(千円)

完成工事高に対する割合(%)

金額(千円)

完成工事高に対する割合(%)

デンカ㈱

3,510,288

13.3

3,737,018

13.0

3,510,288

13.3

3,737,018

13.0

(注)デンカ株式会社は平成27年10月1日より、電気化学工業株式会社からデンカ株式会社へ社名を変更しております。

(4)手持工事高(平成29年3月31日現在)

区分

官公庁(千円)

民間(千円)

合計(千円)

産業プラント設備工事

56,550

3,058,943

3,115,493

設備保全工事

724,919

724,919

電気計装工事

398,447

1,084,292

1,482,739

送電工事

599,979

599,979

管工事

33,101

164,569

197,670

鋳造用工業炉

30,136

30,136

488,098

5,662,840

6,150,938

 手持工事高のうち請負金額1億円以上の主なものは、次のとおりであります。

アルフレッサファインケミカル㈱

秋田工場 C棟CBC設備建設工事

平成30年 1月 完成予定

東北電力㈱

荒芝線保安対策67工事

平成29年 8月 完成予定

北陸地方整備局

国道253号八箇峠トンネル受変電設備外設置工事

平成29年 11月 完成予定

糸魚川市

青海浄化センター水処理施設改築(電気)工事

平成30年 3月 完成予定

 

3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営方針

 当社グループは時代に即応した顧客が求める製造設備、インフラ設備の企画・製作・建設、メンテナンスまで一貫して幅広く対応し、長年培った技術の蓄積とエンジニアリングをコアに、お客様が満足する製造設備を提供してまいります。また、現場、現実、現物の三現主義の徹底をベースに技術、施工レベルを絶え間なく向上させ、ニーズを的確に捉えた設備でものづくりに貢献してまいります。

 当社グループは、技術力、総合力の強化により、企業価値を高めることを経営の基本方針としております。

 

(2)経営戦略等

①コア事業の強化

②海外事業の拡充

③成長基盤の確立

④人材基盤の強化・拡充

 

(3)目標とする経営指標

 当社グループは、2020年3月期に連結売上高400億円達成、連結営業利益率5%以上を目標としております。
 

(4)経営環境

 今後の国内景気は、政府の各種経済対策の推進により、緩やかに景気回復することが期待されますが、米国経済や地政学リスクの高まりに伴い、景気の先行きは不透明な状況が続くものと思われます。

 設備工事業界におきましても、民間製造業の企業業績の改善を受け、設備投資は緩やかな増加が期待されるものの、各企業の設備投資に対するマインドは改善に至らず、大型能力増産投資が伸び悩み、設備の老朽化などを背景に維持・更新投資や人手不足に伴う合理化・省力化(ロボット化)、研究開発投資など、中小型の投資が中心であり、受注環境は厳しさを増すことが想定されます。

 収益面においても人手不足による労務費の高騰や施工遅延、資材費の高騰などが顕在化しており、厳しい環境が想定されます。

 

(5)対処すべき課題

 当社といたしましては、国内外の設備投資は総じて厳しいものと予想し、中長期的な会社の経営戦略を推進するために下記の方針で臨みます。

①機械・電気一体型(建築・設計含む)の総合設計施工体制を軸とした営業体制、施工体制の強化を図る。

②中京地区の市場拡大を目的とし、名古屋支店の拡充を図る。

③人手不足に伴う自動化・省力化ニーズに対し、ロボット技術や当社オリジナル製品・装置の拡充を図る。

④海外子会社3社の売上アップ、海外子会社との連携により海外案件に積極的に取り組む。

人材の確保・育成のため、さらなる実務訓練内容の充実に重点をおき、社員のスキルアップ、技術蓄積・体制強化に取り組む。

 

4【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1)経済の変化に伴うリスク

 設備工事業界におきましては、国内外の経済変動や国際情勢に影響を受けやすく、国内外の景気が低迷し、国や企業の設備投資の抑制や受注競争激化に伴う、受注価格の下落などが続きますと、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

(2)表面処理事業の市場環境について

  タイ国において表面処理事業を中心に行っておりますタナベタイランド社の売上高は、HDD部品表面処理の依存度が高く、当該部品の売上高が減少した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

(3)信用リスク

  当社グループの主体である設備工事業界においては、国内の受注環境は厳しい状況が続くものと予想されます。
 当社は、受注の拡大をはかるため、市場動向を見極め設備投資の好調な業種や、今後、有望分野に営業の拡大を図る所存です。そのため、新規顧客が増加することが予想され、当社では債権管理をより一層強化して行く方針でありますが、その顧客に予測不能な事態が発生した場合には、売上債権の回収に支障を来たす可能性があり、その回収不能額により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

(4)製品及び施工の欠陥リスク

 当社は、施工管理及び製品製作には万全を期しておりますが、重大なかし担保責任及び製造物責任賠償につながるような欠陥が発生した場合には、損害賠償が生じる可能性があります。また、工事施工段階での想定外の追加原価発生により不採算工事が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

(5)労働災害発生時のリスク

  当社は、工事施工、製品製作にあたり安全管理を徹底して行っておりますが、万が一、労働災害、事故が発生した場合、補償等に要する費用面での負担は各種保険により軽減されるものの、重大な労働災害、事故は信用の失墜につながり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

(6)資材の市況リスクについて

  当社は、鋼材、管材、電材等の資材を調達しておりますが、品薄や相場の高騰等により資材価格が急速かつ大幅に上昇した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 当連結会計年度において、締結している経営上の重要な契約等はありません。

 

6【研究開発活動】

   当社グループは社会ならびに顧客の多様化するニーズに対応するため、新技術の研究から工法・工具の改善等の
 研究開発を行っております。

  当連結会計年度における研究開発費は109,964千円であり、各セグメント別の主な研究開発の内容は次のとおりで

 あります。なお、連結子会社においては、研究開発活動は特段行っておりません。

 (設備工事事業)

  各種自動化の技術開発、ロボット開発の研究を行っております。

  当事業に係る研究開発費は109,964千円であります。

 (表面処理事業)

  研究開発活動は特段行っておりません。

  (その他)

  研究開発活動は特段行っておりません。

 

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1)財政状態の分析

(流動資産)

 当連結会計年度末における流動資産の残高は17,947百万円(前連結会計年度末16,740百万円)となり、1,207百万円増加しました。主に現金預金、受取手形・完成工事未収入金等の増加によるものであります。

(固定資産)

 当連結会計年度末における固定資産の残高は6,053百万円(同6,058百万円)となり、5百万円減少しました。

(流動負債)

 当連結会計年度末における流動負債の残高は9,431百万円(同9,273百万円)となり、157百万円増加しました。主に支払手形・工事未払金等の増加によるものであります。

(固定負債)

 当連結会計年度末における固定負債の残高は1,933百万円(同1,954百万円)となり、20百万円減少しました。主に、長期未払金の減少によるものであります。

(純資産)

 当連結会計年度末における純資産の残高は12,635百万円(同11,571百万円)となり、1,064百万円増加しました。

 

(2)流動性及び資金の源泉

 ①キャッシュ・フローの分析

 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ957百万円増加し、当連結会計年度末は4,582百万円(前連結会計年度末比26.4%増)となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 税金等調整前当期純利益が1,729百万円、減価償却費512百万円、未成工事支出金の減少270百万円、仕入債務の増加354百万円などがあり、営業活動によるキャッシュ・フローは1,681百万円の収入(前連結会計年度末比295.8%増)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 建物・構築物等有形固定資産の取得による支出等により、670百万円の支出(前連結会計年度末比224.3%増)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 主に長期借入による収入、長期借入金の返済による支出等により、43百万円の収入(前連結会計年度末は461百万円の支出)となりました。

 ②資金需要

 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、工事施工のための材料費、外注費の他、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。営業費用の主なものは人件費等であります。

 ③財務政策

 当社グループは現在、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または銀行借入により資金調達することとしております。運転資金につきましては、当社においては取引銀行3行とコミットメント契約を締結し、運転資金の効率的な資金調達を行っており、連結子会社では内部資金と銀行借入で調達しております。また、工場建物等大型の設備資金につきましては、原則、長期借入金及び社債で調達する方針であります。

 当社グループは、健全な財務状態により、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備資金

を調達することが可能と考えております。

(3)経営成績の分析

 ①売上高

 売上高は、エネルギー関連工事の受注や既存設備の改造、改修、合理化、集約化等の工事及び定修工事の受注が好調に推移し、前連結会計年度の28,885百万円に対し1,708百万円増(前連結会計年度比5.9%増)の30,593百万円となりました。

 ②売上総利益

 売上総利益は、前連結会計年度の4,476百万円に対し、467百万円増(同10.4%増)の4,943百万円となりました。グループ全体の売上総利益率は、競争が厳しさを増すなか、施工体制の確立、施工効率の改善、原価管理の徹底に取組んだ結果、前連結会計年度に比べ、0.7ポイント増加しました。

 ③販売費及び一般管理費

 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度の2,900百万円に対し、296百万円増(同10.2%増)の3,196百万円となりました。

  ④営業外損益

 営業外損益(純額)は、前連結会計年度の10百万円の収入に対し、当連結会計年度は78百万円(前連結会計年度比 632.6%増)の収入となりました。

 ⑤経常利益

 経常利益は増収効果もあり、前連結会計年度の1,586百万円に対し、239百万円増(前連結会計年度比15.1%増)の1,825百万円となりました。

 ⑥特別損益

 特別損益(純額)は、前連結会計年度の120百万円の損失に対し、96百万円(前連結会計年度比20.0%減)の損失となりました。

 ⑦親会社株主に帰属する当期純利益

 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の971百万円に対し、223百万円増(同23.0%増)の1,195百万円となりました。

 1株当たり当期純利益は、前連結会計年度の90円80銭に対し、当連結会計年度は111円70銭となりました。

 なお、当社は平成29年2月8日開催の当社取締役会の決議に基づき、平成29年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり当期純利益金額を算定しております。